StarCityGamesより。
DDFTの紹介と問題集。

最近楽しく練習中なので、ほとんど自分用ですが翻訳してみました。

※2013/10/8 シナリオ4の自分の場に誤りがあったため修正しました。

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Eternal Europe - Judgment Day Puzzling
CARSTEN KOTTER
6/01/12

http://www.starcitygames.com/article/24198_Eternal-Europe---Judgment-Day-Puzzling.html

ブレ。コンボをプレイしているときに一番イラっとくるのがブレだ。
本来あなたは勝っているはずなんだ。やっとの思いで相手のカウンターをかいくぐり、全てのヘイトベアに対処し、そして仕掛ける――そして結局20ライフからアド死したり、Time Spiralで土地を7枚引いたり、Narcomoebaが4枚ともライブラリの下から6枚に居たりする。
どうすればこうならずに済むだろう?

これが起こらず、ANTと同じぐらい速いデッキがあると言ったらどうする?いったん準備が整えば確実に相手を倒せるデッキだとしたら?メインのコンボ中にガドックを除去してそのまま勝てるデッキはどうだい?
プレイしてみたくならないかな?

信じられないって?そりゃそうだ。そんなデッキがあれば間違いなくメタの上位にいるよね?
問題点はこれだ:そのデッキはプレイするのが難しい。
僕が難しいと言うのは、マジで難しいときだ。対照的にANTは易しい。僕がこれまでプレイしてきた中で、そのデッキとタメを張るぐらいやり込みを要求されたのはヴィンテージのGiftsデッキぐらいだ。

分かるかな?僕が言っているのはまぎれもなくDoomsdayのことだ。

今日はこのデッキの基本を紹介し、デッキのパワーと複雑さを示すいくつかのシナリオを見ていこうと思う。
だけど注意してほしい。このデッキをトーナメントに持ち込んで良い結果を出せるレベルまで上達するには、デッキの動かし方について本当にたくさんのことを学ぶ必要がある。このデッキで成功を収めている人たちはふつう何年もやり込んでいるんだ。

僕はそういう人たちの中の一人じゃない。実際僕がこのデッキをテストすると、負けたあとしばらく経ってから実は勝ち筋があった――それを見逃していた――ことに気づくんだ。だから今日は巨人の肩の上に立とうと思う。この記事で提供する情報の多くは、emidlnやnemavera、lejay、その他大勢のストーム板の住人たちの仕事に基づいている。彼らはこのデッキを最高のレベルでプレイする方法を伝えるために頑張っている人たちだ。あなたが真のエキスパートと話をしたいなら彼らはうってつけだと思う。
ここではとりあえず、みんなが僕の話を聞きたいと思ってることにしよう。始めるよ。


頭痛の種

まだみんないるかな?よし、リストを見ることから始めよう:


Doomsday
Tristan Polzl
5thPlace at Miscellaneous on 5/20/2012

Lands (18)
1:《島/Island》
1:《平地/Plains》
1:《沼/Swamp》
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《Scrubland》
1:《Tundra》
2:《Underground Sea》
2:《Volcanic Island》
1:《Karakas》

Spells (42)
4:《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
2:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
1:《汚物の雨/Rain of Filth》
4:《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《思案/Ponder》
4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
1:《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1:《留まらぬ発想/Ideas Unbound》
3:《オアリムの詠唱/Orim’s Chant》
4:《沈黙/Silence》
3:《燃え立つ願い/Burning Wish》
3:《最後の審判/Doomsday》

Sideboard
1:《最後の審判/Doomsday》
1:《強迫/Duress》
1:《時のらせん/Time Spiral》
1:《虐殺/Massacre》
1:《美徳の喪失/Virtue’s Ruin》
1:《冥府の契約/Infernal Contract》
2:《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
1:《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2:《静寂/Serenity》
1:《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1:《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1:《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
1:《殻船着の島/Shelldock Isle》


このマジキチ混合物がどんな風に動くのか?
明らかにこれはもう一つのRitualベースのストームデッキで、2枚コンボを揃えることを目指している:Doomsdayと、Doomsday pileのトップカードを引くための何かだ。マナ加速とDoomsdayをキャストする過程でいくらかのストームを稼げる。その後Doomsdayによって残りのストームカウントを稼ぎ、Tendrils of Agonyを持ってくるためのBurning Wishにアクセスすることができる。

Doomsdayはそれだけでオールインするのと同じなので、勝つまでの間に相手の干渉を許さないため、Orim’s ChantとSilenceが入っている。これらはレガシーで特に強力な妨害パーツだ。DazeやSpell Pierce、Spell Snare、Stifleのようなよく見かけるカウンターの多くが条件付きで、どれもチャント効果に対しては思い通りに機能しない。

キャントリップとSensei’s Divining Top(SDT)によってパーツが足りないときには探すことができ、最終的にチャント効果を通して青デッキを倒せる状況までじっくりとゲームを進めることができる。安全に仕掛けるために必要なのは、少なくとも2ライフを残すことだけだ。

典型的な勝ち筋は次のようなものだ:

Dark Ritual、Lion’s Eye Diamond(LED)、Doomsday、キャントリップ(Gitaxian ProbeかPonderかBrainstorm。SDTでも良いけど、その場合はpileにSDTの代わりにキャントリップを入れる必要がある)を手札に揃え、UBを出せる土地を出し、少なくとも2ライフを残す。RitualからDoomsdayをキャストして、次の5枚デッキを組む:

Ideas Unbound
Lion’s Eye Diamond
Lion’s Eye Diamond
Sensei’s Divining Top
Burning Wish


そしてLEDをキャストし、キャントリップのキャストにレスポンスでLEDをサクりUUUを出し、Ideas Unboundをドローする。Ideas Unboundを使い、引いた2枚のLEDとSDTをキャスト、LEDをサクってRRRBBBを出し、SDTをタップ、引いたBurning Wishでテンドリルを持ってきて20点だ。

いったんpileを知ってしまえば単純に見えるだろう?しかし実際には何十もの異なるpileがあり、それぞれ手札や場に必要なキャントリップの種類と枚数、必要なマナが違うんだ。それですごく複雑になり、自分が今すぐ勝てるかどうかを判断するには多くの経験が必要になる。
僕らにとって幸いなことに、ストーム板のナイスガイたちがDoomsday pileをまとめたリストを作ってくれている(https://docs.google.com/document/edit?id=1onAp8XmBLHTUP71xw1w_z0_LAiTo5EWJR4YQmAMgTkY&hl=en&pli=1)(このリストは少し古くて、SWと書かれているStreet Wraithのところは今ではGitaxian Probeを使って追加でストームを1つ稼げる)。同じような情報をより見やすい形でshamanがスプレッドシートにしてくれてもいる(https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AikcdBnfJwxgdG9jMXJmY1lCQXZRellwYzI4SVctaFE&authkey=CNzkp94I&hl=en&authkey=CNzkp94I#gid=0)。

このリストですら、手札に何かが1枚あるかどうかで変わるような雑多なシチュエーションはカバーしきれていない。でも、そのシチュエーションでの正しいpileを見つけることができれば勝てるんだ。

Doomsdayの最も複雑な部分はこれだけじゃない:対戦相手がいる。望みの5枚のカードをチューターできるため、Doomsdayは勝利手段をセットアップしつつ、相手が出している対策を打ち破るために使うこともできる――その方法に気づくことができれば。

考えるべきことは大量にある:自分の手札と場、デッキに残っているカード、相手の場と残りライフ、撃ってくる可能性のあるスペル、最大の効果を得るための最適なスペルの順序。実際に何かをキャストし始める前にマナの増減とストームカウントを確かめておく必要もある。状況が複雑になると、Doomsdayを2発撃つケースや、Burning WishでTime Spiralを持ってくるケース、2枚の独楽を交互にドローして追加のストームを稼ぐケースも考えなければならない。

これまで僕はテストプレイやストーム板のスレッドの中からDoomsdayシナリオを探すようにしてきた。トーナメントでほんのひとかけらのひどいワンチャンに賭けたこともある。テストプレイでは勝ち筋を探して5分や10分考えたりもする。相手のプレイは分かりやすくて、そんなに考えさせようとしてたわけじゃないと思うけどね。


頭の体操

以上の話をシンプルで役に立つ形で説明するのは間違いなくムリだ。状況に依存しすぎなんだ。
この思考過程を学ぶ(たくさんプレイする以外の)唯一の方法は、ゲーム中に現れる具体的な状況を考えてみる、つまりパズルを解くことだ。
そう、これが今日僕が書こうとしていることだ:伝統あるMagic: The Puzzlingの楽しさ。

上に書いたデッキを使っていてゲーム1の状況を想定してほしい。どうすればそのゲームに勝てそうか、考えてみてくれ。すぐに答えを見たくならないように、解答は全ての状況を説明した後に載せるよ。

シナリオ1:

簡単なやつから始めよう。
あなたは堅実な5枚のハンドをキープして、対戦相手は親切にも森からNettle Sentinelをプレイして何を使っているか明らかにしてくれた。

相手のライフ:20
相手の手札:5枚
相手の場:
* 森(タップ)
* Nettle Sentinel

あなたのライフ:20
あなたの手札:
* Gitaxian Probe
* Dark Ritual
* Lion’s Eye Diamond
* Island
* Swamp
* Doomsday
あなたの場:なにもなし

※訳注:元記事に見やすい画像があります。



シナリオ2(lejayの投稿より)

対戦相手はハンデスから4ターン目に土地を置かずにLilianaを出してきた。あなたのターン、Dark Ritualをドローして手札にあったDoomsdayを撃てるようになった。ここからどんなプランで勝つ?

相手のライフ:20
相手の手札:0枚
相手の場:
* 沼3枚(全てタップ)
* Liliana of the Veil(忠誠度4)

あなたのライフ:19
あなたの手札:
* Underground Sea
* Lion’s Eye Diamond
* Lotus Petal
* Dark Ritual
* Doomsday
あなたの場:なにもなし



シナリオ3:

あなたはRUGデルバーを相手にしており、彼は最高の動きをしてきた――こちらのマナベースを破壊しつつビートしてきている。しかし直前の彼のターンのエンドステップにあなたはついにDark Ritualを入手し、マナ縛りから解放されるチャンスを得た。メインにギタ調を撃って前方確認し、Doomsdayをドロー。彼の手札は2枚のStifleとDazeとSpell Snareだ。こちらのライブラリトップにもう1枚のDoomsdayがあることは分かっている。ここからどうやって勝つ?

相手のライフ:20
相手の手札:
* Stifle
* Stifle
* Daze
* Spell Snare
相手の場:
* Tropical Island3枚(全てアンタップ)
* Nimble Mongoose(タップ)
* 裏返ったデルバー(タップ)

あなたのライフ:6
あなたの手札:
* Lotus Petal
* Lion’s Eye Diamond
* Dark Ritual
* Doomsday
* Gitaxian Probe
あなたの場:
* 沼と島(いずれもアンタップ)
* 独楽
あなたのライブラリトップ:Doomsday
あなたの墓地:Gitaxian Probe



シナリオ4(Caggiiの投稿より)

対戦相手は(サイド前なのに)ゲーム開始時にLeyline of Sanctityを出してきており、妨害しながら2体のボブでビートしてきている。あなたにとってラッキーなのは、彼が自分のライフを保つために十手のカウンターを使ってくれたことだ。彼はLilianaを出してこちらのハンドを攻め、ミスプレイをしたにもかかわらず遅いクロックでこちらを殺さんとしている。今すぐに勝つ必要があるぞ!

(今は相手のエンドステップ)
相手のライフ:24
相手の手札:0枚
相手の場:
* 沼、平地、Scrubland(全てタップ)
* Leyline of Sanctity
* Liliana of the Veil(忠誠度4)
* ボブ2体(いずれもタップ。1体は十手を装備。十手のカウンターはなし)

あなたのライフ:4
あなたの手札:0枚
あなたの場:
* Volcanic Island2枚、Scrubland、島2枚(島1枚のみタップ)
* Lotus Petal、Lion’s Eye Diamond(※訳注:2013/10/8追加。すみません。)
* 独楽2枚
独楽で見たあなたのライブラリトップ:Doomsday、Dark Ritual、Flooded Strand



シナリオ5(lejayの投稿より)

対戦相手は親和を使っており、Vault SkirgeからのCranial Platingという非常に速いスタートをしてきた。ライフを30まで増やし、さらにEtched Championがビート要因に追加された。その間、あなたは独楽を出したにもかかわらずマナフラッドを起こしたが、Orim’s Chantのキッカープレイを繰り返してなんとかここまで生き残った。相手のエンドに独楽を使い、Silence、Chain of Vapor、Doomsdayという3枚が見えた。ここからどうする?

(今は相手のエンドステップ)
相手のライフ:30
相手の手札:7枚
相手の場:
* Vault of Whispers、Seat of the Synod、Glimmervoid(全てアンタップ)
* Vault Skirge(アンタップ、Cranial Platingを装備)、Etched Champion(アンタップ)

あなたのライフ:4
あなたの手札:
* Dark Ritual
* Dark Ritual
* Doomsday
あなたの場:
* Scrubland、Volcanic Island、Tundra、沼、Karakas(いずれもタップ)
* 独楽
独楽で見たあなたのライブラリトップ:Doomsday、Silence、Chain of Vapor
あなたの墓地:Orim’s Chant2枚



解答編

自分なりにパズルの答えを探すのを楽しんでくれたかな?これらはこのデッキをトーナメントで使ったときに実際に起きた状況だってことを忘れないでほしい。かなりドキドキするだろ?
OKOK、あなたの探している答えはこれだよ。

シナリオ1

これはとても素晴らしいダブマリで、相手がエルフを使っているので1キルが可能だ。
沼を出してDark RitualとLion’s Eye Diamondをキャスト、Doomsdayだ(ストーム3)。そしてこう積む:

- Top -
Ideas Unbound
Lion’s Eye Diamond
Lion’s Eye Diamond
Gitaxian Probe
Burning Wish
- Bottom -

2ライフを払ってGitaxian Probeをキャストし、レスポンスでLEDをサクってUUUを出す(UUU浮きでストーム4)。Ideasを引いてキャスト、LED2枚とProbeをドロー(U浮きでストーム5)。LEDを2枚ともキャスト(U浮きストーム7)してから、ProbeにレスポンスでLEDをサクってRRRBBBを出す(URRRBBB浮きストーム8)。Burning Wishを引いてキャスト(ストーム9)、テンドリルを持ってきてジャスト20点だ。

このデッキの動きを知っていればこれはとても簡単だ。ウォーミングアップと考えてくれてもいいよ。

シナリオ2

この問題のポイントは、すぐに勝つことはできないが、土地が割られなければDoomsdayをキャストしてターンを返し、次のターンに勝てるということだ。Lilianaにロックされつつある状況なので、彼が不毛をトップするかもしれないリスクは受け入れるべきだろう。

そこで問題になるのが、ライブラリの5枚のカードだけでどうやって必要なストームを稼ぐかだ。その答えは、(はるか)昔のヴィンテージプレイヤーだけがよく知っているチャンス:Timetwister(今回はTime Spiral)の墓地をシャッフルし直す力を使い倒すことだ。

Underground SeaをタップしてDark Ritual、Doomsdayをキャスト。次のように積む:

- Top -
Ideas Unbound
Lion’s Eye Diamond
Lion’s Eye Diamond
Burning Wish
Burning Wish
- Bottom -

次のターンにIdeas Unboundをドローして使い、レスポンスでLEDをサクってRRRを出す。LED2枚とBurning Wishを引く。赤願いキャストにレスポンスでLEDを割ってUUUUUUを出し、Time Spiralを持ってきてキャスト、Underground Seaをアンタップする。最終的にちょうど7枚のカードをシャッフルして全てドローすることになる:Lotus Petal、3枚のLED、Doomsday、Burning Wish、Ideas Unboundだ。アーティファクトマナをプレイした後、願いでテンドリルを持ってきて勝ち(レスポンスでLEDをサクるのを忘れないで!)。

シナリオ3

この問題は、このデッキがいかに簡単にあらゆるソフトカウンターをくぐり抜けられるかという一例だ。Chantが素晴らしく、特に複数のドロー手段かBrainstormがある場合はDoomsdayによって引くことも容易になるのがカギだ。

島はDazeのために予約し、決してタップしないことにしよう。Lotus PetalとLion’s Eye Diamondをキャストして、その後Dark RitualからのDoomsdayだ(ストーム4)。このように積む:

- Top -
Silence
Ideas Unbound
LED
LED
Burning Wish
- Bottom -

ライフを1に減らしてGitaxian Probeをキャスト、Silenceを引く。Petalを切ってSilenceをキャストし、彼のStifleとSpell Snareをシャットアウトする(ストーム6)。独楽タップにレスポンスでLEDを割りUUUを得て、Ideasをドロー。すぐにキャストしてSDTと2枚のLEDを引く(U浮きストーム7)。3枚のアーティファクトを全てプレイ(ストーム10)、LEDを割ってRRRBBBを得て独楽をタップしてBurning Wish。そこからテンドリルで24点だ。

シナリオ4

ここではいくつかのパーマネントベースの妨害(白力線)と、手札がなく致死量のテンドリルを撃つのが難しい状況に対処する必要がある。さらに悪いことに相手のライフは24だ。

ストームを増やす最も簡単な方法は独楽を使い倒すことだ。独楽のドローと再キャストを繰り返すことができれば、5枚のカードを6枚以上あるかのように使える。Chain of Vaporをpileに含めることで簡単に力線に対処し、ストームを増やすこともできる。

Dark Ritual、Doomsday、Flooded Strandの順にトップを並べる。SDTをタップしてDark Ritualをドローし、ドローステップに進んでSDTをドロー。メインフェイズに土地からマナを出し(BUUUU)、場に出ている独楽でDoomsdayを引く。手札の独楽をプレイしてタップし、ライブラリトップの独楽をドローしてキャスト(BUU浮きストーム2)。Dark RitualとDoomsdayをキャスト(UU浮きストーム4)して、次のように積む:

- Top -
Ideas Unbound
Chain of Vapor
Lion’s Eye Diamond
Lion’s Eye Diamond
Burning Wish
- Bottom -

独楽をタップしてIdeasを引くのにレスポンスでLEDを割ってUUU。IdeasをキャストしてSDT、Chain of Vapor、LEDを引く(UUU浮きストーム5)。LEDと独楽をキャスト(UU浮きストーム7)。独楽タップにレスポンスでChain of Vaporを独楽にキャスト、さらにレスポンスでLEDを割ってBBBを出す(BBBU浮きストーム8)。独楽をバウンスしたら土地をサクってChain of Vaporをコピー、力線をバウンスして、もう1枚のLEDをドローする。バウンスした独楽を再度プレイして、新たに引いたLEDを割りRRR(BBBRRR浮きストーム10)。独楽をタップしてBurning Wishをドロー、キャストして24ライフじゃ足りないことを相手に分からせよう。

シナリオ5

ここで再び問題なのは、限られたリソースで30点分のストームカウントをどうやって溜めるかだ。これに解答するにはかなり先まで考えなきゃならない。このゲームに勝つにはDoomsdayを2回撃つ必要がある!
一度この道に気づけばやり方はいろいろあるので、ここでは一つだけ書くことにしよう。別解があれば気軽にコメントで教えてほしい(もちろん他の問題も)。

2枚目のDoomsdayをライブラリトップに置いてドローステップに進み、引く。土地をタップしてWUUBBを出し、2枚のDark Ritualをキャスト、最初のDoomsdayを撃つ(WUUBBB浮きストーム3)。このように積む:

- Top -
Ideas Unbound
Lion’s Eye Diamond
Lion’s Eye Diamond
Sensei’s Divining Top
Burning Wish
- Bottom -

独楽をタップしてIdeasを引き、キャストして独楽とLED2枚を引く(WBBB浮きストーム4)。2枚のLEDと独楽をプレイしてから2回目のDoomsdayをキャスト、レスポンスでLEDを割りUUURRRを出す(UUURRR浮きストーム7)。積み方はさっきとまったく同じだ:

- Top -
Ideas Unbound
Lion’s Eye Diamond
Lion’s Eye Diamond
Sensei’s Divining Top
Burning Wish
- Bottom -

もう一度独楽をタップしてIdeas Unboundを引き、キャストして独楽とLED2枚をドロー、全てプレイする(URR浮きストーム11)。LEDを2枚ともサクってBBBBBB、独楽をタップしてもう1枚の独楽を引き、キャストする(BBBBBBRR浮きストーム12)。独楽タップでドローと再キャストをもう1回(BBBBBBR浮きストーム13)。黒マナを使って独楽の能力を起動し、Burning Wishをトップに持ってきて独楽をタップ、願いをキャストしてテンドリルを手に入れる(BBBB浮きストーム14)。黒4マナでストーム14のテンドリル――親和プレイヤーは死ぬ!

すごく複雑だろう?自力で何問解けたか教えてね(別解でももちろんOK)。


世界の終わり

お分かりいただけただろうか――このフォーマットで最も気が遠くなるほど難しいデッキなんだ。ゲームを楽しく複雑なパズルにするだけのデッキではなく、とても強力でもある。特に青デッキがウィルを減らすケースが増えている今、チャント効果は本当に強く、Doomsdayは簡単に彼らのソフトカウンターをすり抜けてテンドリルを放つことができる。エンジンがガドックの影響を受けず、除去と本体キルを同時に行えるため、このデッキは他のストームデッキ以上にコンボ対策に強い。

さらに、Ad Nauseamにフォーカスしたデッキほど序盤のダメージが問題にならない(通常2ライフ残ってさえいれば元気だ)。8枚の質を高めるキャントリップと4枚のProbe、4枚の独楽により、パーツを揃える能力もフォーマットの中で突出している(ANTはこれを12枚のキャントリップで行う)。つまり、ほとんどの相手に優位に立てるってことだ。

このデッキの唯一の問題点は難易度だ。もしあなたが次のSCGレガシーオープンにこのデッキを持ち込もうと考えているなら、落ち着くんだ――やめた方がいい。入り組んだパズルのような強力なデッキのために時間を投資できて、分からん殺しをしたいのなら、Doomsdayはうってつけだけどね。

この短いプレゼンテーションを楽しんでくれたら幸いだ。このデッキの機微を教えてくれて、シナリオで僕の時間を奪ってくれたストーム板のみんなに感謝している。特に、仕事を惜しみなくシェアし、重大なミスが無いようにこの記事の校正までしてくれたLejayことJean-Mary Accartには本当に世話になった(特にシナリオについては助かった)。

今日はここまで。ここに書いたシナリオの別解、何問解けたか、あるいはアルマゲドン狂信者の仲間入りをしたくなったなら教えてくれ。
それじゃあまた次回、プレイの前に考えよう!

Carsten Kotter

コメント

アッツー
2013年9月30日12:33

非常に面白かったです!原文読んで組もうと思ったら経験者に止められましたわw

あっぽー@噛ませ犬系男子
2013年9月30日13:00

一度思いつきで組んで回した結果、頭がポーン!した事を思い出しましたw
とても楽しく読ませて頂きました。素晴らしい翻訳をありがとうございます!

Radish
2013年10月1日8:12

> アッツーさん
ありがとうございます。Doomsday撃ったらストーム1足りないとかあるあるです。

> あっぽーさん
コメントありがとうございます。仕掛けるときの緊張感がやみつきになりますw

キマ
2013年10月4日13:09

以前《最後の審判/Doomsday》という如何にも厨二病なカード名に釣られて組みましたが、本当にプレイングが難しすぎて投げ出しましたw
とても楽しく読ませて頂きました翻訳お疲れ様です!

Radish
2013年10月5日13:50

> キマさん
コストBBBは特別ですよねw
超難しいですが、pileを思いついた瞬間が気持ち良いので練習しちゃってます。
コメントありがとうございました!

nophoto
通りすがり
2013年10月8日20:36

シナリオ4がどうしても分からないと思ったら、
場が元の記事と異なっていますね。
元の記事にはある、ペタルとLEDが抜けています。

Radish
2013年10月8日23:06

> 通りすがりさん
悩ませてしまい申し訳ありません!
さっそく修正します。ご指摘ありがとうございました。

キマ
2014年9月16日19:21

ほぼ1年前に「投げ出した」という自分のコメントがあるのが面白いです。
先週、現物化して組み直したので、改めて参考にさせて頂きます!

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