Channel Fireballより。
「マーフォークについて、グリセル入りペインター、土地税関連のアイデア」
の3本立て。
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Legacy Weapon - Shifts in the Format
Posted by Caleb Durward
June 27, 2012
http://www.channelfireball.com/articles/legacy-weapon-shifts-in-the-format/
ついこの間のインビテーショナル(※訳注:2012/6/17に行われたSCG Invitational Indianapolis)はいくつかの理由で重要だ。
まず、Griselbrandはこのフォーマットを破壊したりしておらず、ウィザーズがグリセルを禁止しなかったのは正しかったことが分かった。
2つ目に、何人かがメタゲームの結果としてマーフォークを持ち込んだ。マーフォークは良い成績を上げ1人のプレイヤーをトップ8に送り込んだ。
普段RUGを使っているJustin Uppalと話したところ彼はマーフォークを絶賛しており、それで私は日曜のレガシーオープンはマーフォークでいくことに決めた。
インビテーショナルでは多くの人が青単マーフォークを使っていたが、かつて齋藤は実にダイレクトに、いかにPerishが優れているかを私に見せつけてくれた(※訳注:齋藤友晴が2010年GPコロンバスで優勝したときに使っていたタッチ黒マーフォークのこと)。
レガシーで緑が最も優秀なクリーチャーを擁するかぎり、私は青単よりも齋藤のマーフォークを好む。副産物として、黒マナはDismemberをライフロスなしに撃たせてくれる。
もう一つ別の観点からインビテーショナルのリストで気に入らないのは、4枚フル搭載したPhantasmal Imageだ。このデッキに合うカードなのは認めるし、こいつがいかに効果的にバカでかいレジェンドを処理するかも分かってるが、それでも複数枚引くのは間が抜けている。
例えば、ImageはSilvergill Adeptで公開できないし、除去入りデッキ相手で自分の場に1体の脅威しかいないときにプレイするのも危険だ。したがって、脅威の薄い手札をさらに薄めることになるし、またImageは追加の1ターンをもぎ取るための妨害スペルの枠を奪ってしまっている。
これが私の使ったリストだ。
* Main Deck
* 4 Underground Sea
* 4 Mutavault
* 3 Island
* 2 Misty Rainforest
* 2 Scalding Tarn
* 1 Flooded Strand
* 4 Wasteland
* 4 Cursecatcher
* 4 Silvergill Adept
* 4 Merrow Reejerey
* 4 Coralhelm Commander
* 4 Lord of Atlantis
* 2 Phantasmal Image
* 4 Aether Vial
* 4 Daze
* 4 Force of Will
* 1 Stifle
* 1 Spell Pierce
* 1 Dismember
* 3 Standstill
* Sideboard
* 2 Perish
* 2 Dread of Night
* 2 Submerge
* 2 Tormod’s Crypt
* 1 Nihil Spellbomb
* 1 Surgical Extraction
* 1 Sower of Temptation
* 2 Kira, Great Glass-Spinner
* 1 Hydroblast
* 1 Pithing Needle
親和、MUD、マーベリックといったデッキを倒し、RUG相手に1勝1敗、スニークショーとハイタイドに負けて3敗だった。
一日を通してメインデッキにはとても満足だった。
Standstillとの相性は悪いが、Stifleは1ゲーム目に相手に見せておくカードとしては最高だ。たとえそれがForce of Willのピッチコストとしてだったとしても。
ほとんどの対戦相手は残りのマッチをStifleを意識して動いてくれる。なにしろStifleを1枚だけ入れる奴なんていないからね。
プレイした後の調整として、メインに1枚Sower of Temptationを入れるためにSpell Pierceを抜くつもりだ。このカードが着地したときは毎回勝った。Imageのコピー先としても素晴らしいしShow and Tellへの回答にもなる。
経験則から言って、もしコンボに対しても優れているならSowerはメインに入るカードだ。
サイドボードでは2枚目のPithing NeedleやHydroblastを入れるためにSurgical Extractionを抜こうと思う。
Dread of Nightは1枚Virtue’s Ruinに変えるべきだ。
週末を通して、多くの人がマーフォーク算に苦心しているのを見かけた。
たとえあなたがマーフォークをプレイしていなくても相手にする機会はあるだろうから、これは大事なスキルだ。
ロードのサイズは常に2/2プラス周りのロードの数。
Cursecatcherのサイズは周りにいるロードのサイズと同じ。
Silvergill Adeptはロードのサイズに+1/+0で、Mutavaultはロード+1/+1。
珊瑚兜ははじめは分かりにくいと思うが、戦場の珊瑚兜以外の部分が分かってしまえば計算は簡単だ。
これらのルールを覚えておけばCursecathcerとMutavaultと2体のLoard of Atlantisのアタックで13ダメージ受けることが盤面をひと目見るだけでわかる。
Merrow Reejereyを使うのをすっかり忘れている人も見た。
このカードはただ相手のクリーチャーをタップするだけでなく、自分の土地をアンタップしたり戦闘後にクリーチャーをアンタップして警戒を持たせたりできることを覚えておこう。
たぶん最も重要なのは自分のAether Vialを起こすことで、これによってこのデッキに用意された強力な相互作用が引き起こされる。瓶をタップしてReejereyを出し、マーフォークを手札から唱えて瓶を起こし、もう1体Reejereyを出す。
追加で1体ロードを出せるかどうかが勝敗の分かれ目になることがよくある。
もしあなたがマーフォークを倒せるか不安なら、Pithing Needleと合わせて単体除去を使うのが一番確実だ。
それはそれで打撃にはなるが、針は瓶を刺すだけじゃない。もし対戦相手が瓶を出していないかゲームが終盤に突入しているなら、Coralhelm Commander、Mutavault、Wastelandが良いターゲットだ。
よく効く除去としてはソープロ系が一番ありふれているが、Force of WillやKiraのカウンターもできるRed Elemental Blastが理想的だ。
Kiraについて言えば、もしあなたがKarakasを出しているならKiraのシールドをはずすのに使え、1枚の除去スペルで殺すことができる。Kiraがアタックしてきた場合はMaze of Ithも同じように機能する。
多くの部族デッキと同じくマーフォークは相手の十手にカウンターが載っているのは見たくない。
ラワンはパワフルな奴だが、今のレガシーでは狭すぎる。
ペインター
この週末はペインターで相手をすり潰している人も見た。
私はまだペインターにはGriselbrandをつっこんでみたことがない。
その挑戦受けて立とう!
* Main Deck
* 3 Volcanic Island
* 2 Misty Rainforest
* 2 Scalding Tarn
* 1 Flooded Strand
* 1 Island
* 3 Ancient Tomb
* 2 City of Traitors
* 4 Seat of the Synod
* 1 Great Furnace
* 3 Mox Opal
* 4 Brainstorm
* 4 Force of Will
* 4 Show and Tell
* 4 Griselbrand
* 4 Painter’s Servant
* 4 Grindstone
* 4 Sensei’s Divining Top
* 3 Red Elemental Blast
* 4 Intuition
* 3 Relic of Progenitus
* Sideboard
* 2 Spellskite
* 2 Pithing Needle
* 1 Kira, Great Glass-Spinner
* 1 Misdirection
* 2 Pyroblast
* 4 Goblin Welder
* 3 Jace, the Mind Sculptor
今このデッキをプレイしない理由はいくつかある。
はじめに、スニークショーをPainter’s ServantとGrindstoneで殺すにはエムラクールの誘発にスタックで追放するために墓地対策(Relic of Progenitusとか)を入れる必要がある。
逆に良い面としては、GriselbrandはShow and Tellへの回答になる。
もう一つの理由は、Sneak Attackによく効くPithing Needleのような他のデッキへの対策がこのデッキに刺さってしまうことだ。
針は青を指定したPainter’s ServantがいればRed Elemental Blastできるが、対処が必要な妨害のごく一部にすぎない。
最後の理由は、ブルーカウントが16しかないForce of Willデッキだということだ。
これは私が最後にペインターを使ったときの14よりは多い。幸いPainter’s Servantが出ていれば、Griselbrandや余ったGrindstoneなどなんでもウィルのピッチコストにあてることはできる。
マーベリックはアーティファクト除去とクリーチャー除去の量が多くきついマッチアップだが、数を減らしつつある。
Relic of Progenitusはふつうメインには入らないが、RUGやリアニの海ではたしかに理に適っていそうだ。
最有力デッキのほとんどがBrainstormを使っている状況ではRed Elemental Blastはメインに入れるのに最高のカードだ。
Red Elemental Blastといえば、このカードがマーフォークに対していかに良いかをさっき話した。私はペインターで出たトーナメントで青単デッキに負けたことは一度もない。
サイドにジェイスというのを私はやったことがない。
見たことはある。たしかChristian Valentiのリストだったと思う。
例えばHumility入りコントロールのようにShow and Tellが理想的でないデッキに対して、ジェイスがまた別の勝ち手段になるというアイデアだ。
なにしろこのデッキはジェイスを2ターン目に着地させることが可能だ。
Humilityといえば、Painter’s Servantと一緒には使えないと思うかもしれない。
M10でのルール変更前はどちらのカードも同じ種類別(※訳注:ルール用語の種類別/layer)だったので依存性があった。そのため、HumilityはPainter’s Servantによる色変更を妨げた。
しかし今では色変更と能力変更は第5種と第6種に分けられている。そのためPainter’s Servantがあらゆるものの色を変え、そのあとでHumilityがPainterの能力を除去する。
Painter’s ServantとHumilityの両方が出ているときにGrindstoneを起動すれば、あなたは相手を削り切ることができる。
Land Taxの禁止解除
普段私は、禁止されない、というのが好きだ。みんなが自分のカードを使えるべきだからだ。それが大事なところだ、いいかい?
ましてや、禁止解除はもっと好きだ。そのカードが本当に危険でなくなったのなら。
Mind Twistのようなカードは、Grim Monolithや2マナランドやMetalworkerのいるフォーマットではかなり安定して2ターン目に手札全てを捨てさせられるため危険だ。
一方、Land Taxはだいぶ安全だ。
そう、このカードは強い。それがはじめに禁止された理由だ。
しかし、今のレガシーはこのカードを禁止せざるを得なかった頃のレガシーとはかなり違う。
土地を置くのをスキップすることはサリアのいるフォーマットでは致命的になりうるし、Aven MindcensorやQasali Pridemageはメインに入る土地税への回答だ。さらにLand Taxを運用するのに必要なたくさんの基本土地をマナベースに入れる余裕はない。
このエンチャントがカウンターされたらどうなるだろう?
レガシーで最近Scroll Rackを使おうとしてみたことはあるかい?
筆者はある。が、特に感銘は受けなかった。
さらに、Aether VialやDelver、Noble Hierarchデッキは2枚目以降の土地を置かないようにしてLand Taxの起動を防ぐこともできてしまう。これらのデッキとLand Taxデッキが勝てないコンボも合わせてメタゲームの大部分を占めている。
Land Taxは明らかに強力だが、来たるGPに向けた良い選択には見えない。
簡単に思いつくアイデアはたいして良いものじゃない。
もちろんSeismic Assaultとともにプレイすることはできるが、大量の基本土地を入れるためにデッキの色は制限される。
こんなデッキになるんじゃないかな。
* Main Deck
* 4 Land Tax
* 4 Seismic Assault
* 2 Zuran Orb
* 2 Enlightened Tutor
* 3 Scroll Rack
* 2 Sensei’s Divining Top
* 4 Lightning Helix
* 4 Path to Exile
* 1 Swords to Plowshares
* 1 Lightning Bolt
* 2 Isochron Scepter
* 2 Humility
* 1 Oblivion Ring
* 2 Mox Diamond
* 2 Terminus
* 1 Pithing Needle
* 1 Blood Moon
* 1 Undiscovered Paradise
* 7 Plains
* 8 Mountain
* 3 Plateau
* 3 Arid Mesa
* Sideboard
* 2 Red Elemental Blast
* 2 Pyroblast
* 2 Tormod’s Crypt
* 2 Relic of Progenitus
* 3 Cursed Totem
* 1 Engineered Explosives
* 1 Ethersworn Canonist
* 1 Solitary Confinement
* 1 Grafdigger’s Cage
もしLife from the Loamを入れたいなら森が1枚入るが、要らないと思う。
結局のところロームが機能し始めるのは必要なものが既に揃ってからだ。いったんそうなれば相手を殺るのにはLand TaxとSeismic Assaultで十分だ。
Luminarch AscensionとEntreat the Angelsは勝ち手段の良い補強になるが、Humilityとうまくかみ合わない。
Humilityは今の環境では素晴らしいカードだ。
そう、こちらを殺すために相手に残されるのは1/1生物だけだが、Lightning Helixの入ったデッキとダメージレースをするにはもう2、3体は必要になる。HumilityはShow and TellやQasali Pridemageのような厄介な脅威への回答にもなる。
エルズペスは良い選択で、2枚までは入るだろう。しかし私はLand Taxのもとでうまく運用できるIsochron Scepterが好きだ。
その他、火力はSeismic Assaultプランとよくかみ合う。
このデッキの主な問題は今のメタにあからさまに合わないことだ。
スニークデッキには本当にまったく勝てないし、このデッキがやりたいことに対処する手段をほとんどのデッキが持っている。
赤白が最後にレガシーで輝いていたのはいつだったろう。
あのデッキ、Rifterは、Eternal Dragonを手札に戻しLightning Riftで相手を殺していた。ガラスの大砲デッキで、クリーチャーデッキを倒しコンボに負けていた。
(※訳注:ガラスの大砲は"glass cannon": 高い攻撃力と低い防御力を併せ持つこと。)
同様に、上のリストはコンボに負け、ひとつやふたつのクリーチャーデッキにはたぶん勝つだろう。しかし、環境でベストなデッキがコンボである今、おそらく赤白を使うのは得策じゃない。
たぶん、今の奇跡デッキに似た青白のシェルが合っているだろう。
Caw BladeでSquadron Hawkが恐ろしく強かったのは、結局ジェイスのブレスト1回であまった鷹をフレッシュなカードと交換できたからだ。
アクティブなLand Taxがあれば、ジェイスとBrainstormどちらでも基本土地を使って鷹と同じトリックができるし、同じ基本土地を毎ターンサーチして場をつなぐことができる。これによって、青白デッキはLand Taxの価値を最大化したまま基本土地の枚数をより少なく、例えば6枚に減らせる。そんなデッキにはBlood Moonの代わりにBack to Basicsが入るだろう。
その他のアイデア:
Land Taxは手札を満杯まで増やせるためディスカード手段としてはたらく。これはTombstalkerやPlanar Birth + Zuran Orbみたいなカードを使うときに有効だろう。
いくつかのParfait(※訳注:ヴィンテージのMeandeck Parfait?)のリストはPlanar BirthとLand Taxのシナジーをベースに、Sacred Mesaをマナの使い道として採用していた。
2,3回起動するだけの時間を得られれば、Land Taxは遅いMana Severanceとなり、Goblin Charbelcherが勝利手段になる。
エンチャントレスは限界までエンチャントを積むデッキだ。2色デッキなのでLand Taxは良い補強になりえる。
このデッキでコンボしようとするとき、1回起動したときのデッキ圧縮には意味がありそうに見える。さらに、Land TaxはSolitary Confinementとダイレクトにシナジーがある。
Scroll Rackはカードを引かないドローエンジンなので、Chains of Mephistophelesは黒をタッチする場合の良い銃弾だ。
PsychatogとTerravoreはLand Taxデッキの素晴らしいフィニッシャーになりえる。
Caleb Durward
「マーフォークについて、グリセル入りペインター、土地税関連のアイデア」
の3本立て。
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Legacy Weapon - Shifts in the Format
Posted by Caleb Durward
June 27, 2012
http://www.channelfireball.com/articles/legacy-weapon-shifts-in-the-format/
ついこの間のインビテーショナル(※訳注:2012/6/17に行われたSCG Invitational Indianapolis)はいくつかの理由で重要だ。
まず、Griselbrandはこのフォーマットを破壊したりしておらず、ウィザーズがグリセルを禁止しなかったのは正しかったことが分かった。
2つ目に、何人かがメタゲームの結果としてマーフォークを持ち込んだ。マーフォークは良い成績を上げ1人のプレイヤーをトップ8に送り込んだ。
普段RUGを使っているJustin Uppalと話したところ彼はマーフォークを絶賛しており、それで私は日曜のレガシーオープンはマーフォークでいくことに決めた。
インビテーショナルでは多くの人が青単マーフォークを使っていたが、かつて齋藤は実にダイレクトに、いかにPerishが優れているかを私に見せつけてくれた(※訳注:齋藤友晴が2010年GPコロンバスで優勝したときに使っていたタッチ黒マーフォークのこと)。
レガシーで緑が最も優秀なクリーチャーを擁するかぎり、私は青単よりも齋藤のマーフォークを好む。副産物として、黒マナはDismemberをライフロスなしに撃たせてくれる。
もう一つ別の観点からインビテーショナルのリストで気に入らないのは、4枚フル搭載したPhantasmal Imageだ。このデッキに合うカードなのは認めるし、こいつがいかに効果的にバカでかいレジェンドを処理するかも分かってるが、それでも複数枚引くのは間が抜けている。
例えば、ImageはSilvergill Adeptで公開できないし、除去入りデッキ相手で自分の場に1体の脅威しかいないときにプレイするのも危険だ。したがって、脅威の薄い手札をさらに薄めることになるし、またImageは追加の1ターンをもぎ取るための妨害スペルの枠を奪ってしまっている。
これが私の使ったリストだ。
* Main Deck
* 4 Underground Sea
* 4 Mutavault
* 3 Island
* 2 Misty Rainforest
* 2 Scalding Tarn
* 1 Flooded Strand
* 4 Wasteland
* 4 Cursecatcher
* 4 Silvergill Adept
* 4 Merrow Reejerey
* 4 Coralhelm Commander
* 4 Lord of Atlantis
* 2 Phantasmal Image
* 4 Aether Vial
* 4 Daze
* 4 Force of Will
* 1 Stifle
* 1 Spell Pierce
* 1 Dismember
* 3 Standstill
* Sideboard
* 2 Perish
* 2 Dread of Night
* 2 Submerge
* 2 Tormod’s Crypt
* 1 Nihil Spellbomb
* 1 Surgical Extraction
* 1 Sower of Temptation
* 2 Kira, Great Glass-Spinner
* 1 Hydroblast
* 1 Pithing Needle
親和、MUD、マーベリックといったデッキを倒し、RUG相手に1勝1敗、スニークショーとハイタイドに負けて3敗だった。
一日を通してメインデッキにはとても満足だった。
Standstillとの相性は悪いが、Stifleは1ゲーム目に相手に見せておくカードとしては最高だ。たとえそれがForce of Willのピッチコストとしてだったとしても。
ほとんどの対戦相手は残りのマッチをStifleを意識して動いてくれる。なにしろStifleを1枚だけ入れる奴なんていないからね。
プレイした後の調整として、メインに1枚Sower of Temptationを入れるためにSpell Pierceを抜くつもりだ。このカードが着地したときは毎回勝った。Imageのコピー先としても素晴らしいしShow and Tellへの回答にもなる。
経験則から言って、もしコンボに対しても優れているならSowerはメインに入るカードだ。
サイドボードでは2枚目のPithing NeedleやHydroblastを入れるためにSurgical Extractionを抜こうと思う。
Dread of Nightは1枚Virtue’s Ruinに変えるべきだ。
週末を通して、多くの人がマーフォーク算に苦心しているのを見かけた。
たとえあなたがマーフォークをプレイしていなくても相手にする機会はあるだろうから、これは大事なスキルだ。
ロードのサイズは常に2/2プラス周りのロードの数。
Cursecatcherのサイズは周りにいるロードのサイズと同じ。
Silvergill Adeptはロードのサイズに+1/+0で、Mutavaultはロード+1/+1。
珊瑚兜ははじめは分かりにくいと思うが、戦場の珊瑚兜以外の部分が分かってしまえば計算は簡単だ。
これらのルールを覚えておけばCursecathcerとMutavaultと2体のLoard of Atlantisのアタックで13ダメージ受けることが盤面をひと目見るだけでわかる。
Merrow Reejereyを使うのをすっかり忘れている人も見た。
このカードはただ相手のクリーチャーをタップするだけでなく、自分の土地をアンタップしたり戦闘後にクリーチャーをアンタップして警戒を持たせたりできることを覚えておこう。
たぶん最も重要なのは自分のAether Vialを起こすことで、これによってこのデッキに用意された強力な相互作用が引き起こされる。瓶をタップしてReejereyを出し、マーフォークを手札から唱えて瓶を起こし、もう1体Reejereyを出す。
追加で1体ロードを出せるかどうかが勝敗の分かれ目になることがよくある。
もしあなたがマーフォークを倒せるか不安なら、Pithing Needleと合わせて単体除去を使うのが一番確実だ。
それはそれで打撃にはなるが、針は瓶を刺すだけじゃない。もし対戦相手が瓶を出していないかゲームが終盤に突入しているなら、Coralhelm Commander、Mutavault、Wastelandが良いターゲットだ。
よく効く除去としてはソープロ系が一番ありふれているが、Force of WillやKiraのカウンターもできるRed Elemental Blastが理想的だ。
Kiraについて言えば、もしあなたがKarakasを出しているならKiraのシールドをはずすのに使え、1枚の除去スペルで殺すことができる。Kiraがアタックしてきた場合はMaze of Ithも同じように機能する。
多くの部族デッキと同じくマーフォークは相手の十手にカウンターが載っているのは見たくない。
ラワンはパワフルな奴だが、今のレガシーでは狭すぎる。
ペインター
この週末はペインターで相手をすり潰している人も見た。
私はまだペインターにはGriselbrandをつっこんでみたことがない。
その挑戦受けて立とう!
* Main Deck
* 3 Volcanic Island
* 2 Misty Rainforest
* 2 Scalding Tarn
* 1 Flooded Strand
* 1 Island
* 3 Ancient Tomb
* 2 City of Traitors
* 4 Seat of the Synod
* 1 Great Furnace
* 3 Mox Opal
* 4 Brainstorm
* 4 Force of Will
* 4 Show and Tell
* 4 Griselbrand
* 4 Painter’s Servant
* 4 Grindstone
* 4 Sensei’s Divining Top
* 3 Red Elemental Blast
* 4 Intuition
* 3 Relic of Progenitus
* Sideboard
* 2 Spellskite
* 2 Pithing Needle
* 1 Kira, Great Glass-Spinner
* 1 Misdirection
* 2 Pyroblast
* 4 Goblin Welder
* 3 Jace, the Mind Sculptor
今このデッキをプレイしない理由はいくつかある。
はじめに、スニークショーをPainter’s ServantとGrindstoneで殺すにはエムラクールの誘発にスタックで追放するために墓地対策(Relic of Progenitusとか)を入れる必要がある。
逆に良い面としては、GriselbrandはShow and Tellへの回答になる。
もう一つの理由は、Sneak Attackによく効くPithing Needleのような他のデッキへの対策がこのデッキに刺さってしまうことだ。
針は青を指定したPainter’s ServantがいればRed Elemental Blastできるが、対処が必要な妨害のごく一部にすぎない。
最後の理由は、ブルーカウントが16しかないForce of Willデッキだということだ。
これは私が最後にペインターを使ったときの14よりは多い。幸いPainter’s Servantが出ていれば、Griselbrandや余ったGrindstoneなどなんでもウィルのピッチコストにあてることはできる。
マーベリックはアーティファクト除去とクリーチャー除去の量が多くきついマッチアップだが、数を減らしつつある。
Relic of Progenitusはふつうメインには入らないが、RUGやリアニの海ではたしかに理に適っていそうだ。
最有力デッキのほとんどがBrainstormを使っている状況ではRed Elemental Blastはメインに入れるのに最高のカードだ。
Red Elemental Blastといえば、このカードがマーフォークに対していかに良いかをさっき話した。私はペインターで出たトーナメントで青単デッキに負けたことは一度もない。
サイドにジェイスというのを私はやったことがない。
見たことはある。たしかChristian Valentiのリストだったと思う。
例えばHumility入りコントロールのようにShow and Tellが理想的でないデッキに対して、ジェイスがまた別の勝ち手段になるというアイデアだ。
なにしろこのデッキはジェイスを2ターン目に着地させることが可能だ。
Humilityといえば、Painter’s Servantと一緒には使えないと思うかもしれない。
M10でのルール変更前はどちらのカードも同じ種類別(※訳注:ルール用語の種類別/layer)だったので依存性があった。そのため、HumilityはPainter’s Servantによる色変更を妨げた。
しかし今では色変更と能力変更は第5種と第6種に分けられている。そのためPainter’s Servantがあらゆるものの色を変え、そのあとでHumilityがPainterの能力を除去する。
Painter’s ServantとHumilityの両方が出ているときにGrindstoneを起動すれば、あなたは相手を削り切ることができる。
Land Taxの禁止解除
普段私は、禁止されない、というのが好きだ。みんなが自分のカードを使えるべきだからだ。それが大事なところだ、いいかい?
ましてや、禁止解除はもっと好きだ。そのカードが本当に危険でなくなったのなら。
Mind Twistのようなカードは、Grim Monolithや2マナランドやMetalworkerのいるフォーマットではかなり安定して2ターン目に手札全てを捨てさせられるため危険だ。
一方、Land Taxはだいぶ安全だ。
そう、このカードは強い。それがはじめに禁止された理由だ。
しかし、今のレガシーはこのカードを禁止せざるを得なかった頃のレガシーとはかなり違う。
土地を置くのをスキップすることはサリアのいるフォーマットでは致命的になりうるし、Aven MindcensorやQasali Pridemageはメインに入る土地税への回答だ。さらにLand Taxを運用するのに必要なたくさんの基本土地をマナベースに入れる余裕はない。
このエンチャントがカウンターされたらどうなるだろう?
レガシーで最近Scroll Rackを使おうとしてみたことはあるかい?
筆者はある。が、特に感銘は受けなかった。
さらに、Aether VialやDelver、Noble Hierarchデッキは2枚目以降の土地を置かないようにしてLand Taxの起動を防ぐこともできてしまう。これらのデッキとLand Taxデッキが勝てないコンボも合わせてメタゲームの大部分を占めている。
Land Taxは明らかに強力だが、来たるGPに向けた良い選択には見えない。
簡単に思いつくアイデアはたいして良いものじゃない。
もちろんSeismic Assaultとともにプレイすることはできるが、大量の基本土地を入れるためにデッキの色は制限される。
こんなデッキになるんじゃないかな。
* Main Deck
* 4 Land Tax
* 4 Seismic Assault
* 2 Zuran Orb
* 2 Enlightened Tutor
* 3 Scroll Rack
* 2 Sensei’s Divining Top
* 4 Lightning Helix
* 4 Path to Exile
* 1 Swords to Plowshares
* 1 Lightning Bolt
* 2 Isochron Scepter
* 2 Humility
* 1 Oblivion Ring
* 2 Mox Diamond
* 2 Terminus
* 1 Pithing Needle
* 1 Blood Moon
* 1 Undiscovered Paradise
* 7 Plains
* 8 Mountain
* 3 Plateau
* 3 Arid Mesa
* Sideboard
* 2 Red Elemental Blast
* 2 Pyroblast
* 2 Tormod’s Crypt
* 2 Relic of Progenitus
* 3 Cursed Totem
* 1 Engineered Explosives
* 1 Ethersworn Canonist
* 1 Solitary Confinement
* 1 Grafdigger’s Cage
もしLife from the Loamを入れたいなら森が1枚入るが、要らないと思う。
結局のところロームが機能し始めるのは必要なものが既に揃ってからだ。いったんそうなれば相手を殺るのにはLand TaxとSeismic Assaultで十分だ。
Luminarch AscensionとEntreat the Angelsは勝ち手段の良い補強になるが、Humilityとうまくかみ合わない。
Humilityは今の環境では素晴らしいカードだ。
そう、こちらを殺すために相手に残されるのは1/1生物だけだが、Lightning Helixの入ったデッキとダメージレースをするにはもう2、3体は必要になる。HumilityはShow and TellやQasali Pridemageのような厄介な脅威への回答にもなる。
エルズペスは良い選択で、2枚までは入るだろう。しかし私はLand Taxのもとでうまく運用できるIsochron Scepterが好きだ。
その他、火力はSeismic Assaultプランとよくかみ合う。
このデッキの主な問題は今のメタにあからさまに合わないことだ。
スニークデッキには本当にまったく勝てないし、このデッキがやりたいことに対処する手段をほとんどのデッキが持っている。
赤白が最後にレガシーで輝いていたのはいつだったろう。
あのデッキ、Rifterは、Eternal Dragonを手札に戻しLightning Riftで相手を殺していた。ガラスの大砲デッキで、クリーチャーデッキを倒しコンボに負けていた。
(※訳注:ガラスの大砲は"glass cannon": 高い攻撃力と低い防御力を併せ持つこと。)
同様に、上のリストはコンボに負け、ひとつやふたつのクリーチャーデッキにはたぶん勝つだろう。しかし、環境でベストなデッキがコンボである今、おそらく赤白を使うのは得策じゃない。
たぶん、今の奇跡デッキに似た青白のシェルが合っているだろう。
Caw BladeでSquadron Hawkが恐ろしく強かったのは、結局ジェイスのブレスト1回であまった鷹をフレッシュなカードと交換できたからだ。
アクティブなLand Taxがあれば、ジェイスとBrainstormどちらでも基本土地を使って鷹と同じトリックができるし、同じ基本土地を毎ターンサーチして場をつなぐことができる。これによって、青白デッキはLand Taxの価値を最大化したまま基本土地の枚数をより少なく、例えば6枚に減らせる。そんなデッキにはBlood Moonの代わりにBack to Basicsが入るだろう。
その他のアイデア:
Land Taxは手札を満杯まで増やせるためディスカード手段としてはたらく。これはTombstalkerやPlanar Birth + Zuran Orbみたいなカードを使うときに有効だろう。
いくつかのParfait(※訳注:ヴィンテージのMeandeck Parfait?)のリストはPlanar BirthとLand Taxのシナジーをベースに、Sacred Mesaをマナの使い道として採用していた。
2,3回起動するだけの時間を得られれば、Land Taxは遅いMana Severanceとなり、Goblin Charbelcherが勝利手段になる。
エンチャントレスは限界までエンチャントを積むデッキだ。2色デッキなのでLand Taxは良い補強になりえる。
このデッキでコンボしようとするとき、1回起動したときのデッキ圧縮には意味がありそうに見える。さらに、Land TaxはSolitary Confinementとダイレクトにシナジーがある。
Scroll Rackはカードを引かないドローエンジンなので、Chains of Mephistophelesは黒をタッチする場合の良い銃弾だ。
PsychatogとTerravoreはLand Taxデッキの素晴らしいフィニッシャーになりえる。
Caleb Durward
コメント
リンクさせていただきました
リンクさせていただきます。
コメント&読んでくださりありがとうございます。
仕事の後に辞書を引き引きやっていくので不定期更新になると思いますが、長続きできるペースでやっていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
読みやすい翻訳でした!長い記事をお疲れ様です。
英語と日本語の練習も兼ねているのでそう言っていただけると嬉しいです。
相互させていただきました。よろしくお願いします。
>雪さん
こちらこそ、リンクありがとうございました。
ぼちぼちやっていきますのでどうぞよしなに。